サラリーマン投資家がBMW E60 M5を維持するブログ

10年来の夢だったBMW E60 M5を思い切って購入した、ごく普通のサラリーマン投資家のカーライフと独り言の記録です。

 

 

 

【BMW E60 M5】リヤガラスモール(リヤウインドウカバー)交換

1年以上前に買っておいたガラスモールですが、ようやく作業することができたので報告します。フロント側はまだボロボロって程でもないので、まずはリヤ側のみ交換しました。

 

ガラスモールに関する過去記事はコチラ↓

 

ちなみに、品番と価格はコチラ↓

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2022年10月時点での購入価格ですので、参考程度にお願いします。

部品名が何やらおかしなことになってますが、一番高価な部品がリヤ側のアッパーモール(コの字型のモール)です。

 

 

 

 

 

 

 

交換作業は当たり前ですが、単純に古いモールを取り外して新しいモールを取り付けるだけ。

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アッパーモールの上から若干重なるようにしてロアモールが取り付けられていますので、ロアモールから外していきます。素手で引っ張ってバリバリ外していきます。
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アッパーモールですが、コーナー部分は金具が無くゴムのみで成型されているため、ここを突破口にして持ち上げていきます。素手だとちょっと厳しいので内装剥がし(樹脂製のヘラのようなもの)を使用しました。

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モールを浮かせてしまえばこっちのモノです。
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モールはガラスを挟み込むように断面がコの字の形状をしています。ガラスに嵌め込まれているのを外すようなイメージで引っ張ると良いと思います。
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勢いよく外すとガラスを傷付けたり、最悪割ってしまう可能性があるため、慎重に取り外します。
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外した後はボロボロのゴムが散乱しているので清掃します。
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ゴムがボロボロになるとこのように大量の破片が発生します。こうなる前に交換した方がいいですw
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掃除機で破片を一気に吸い取り、拭き掃除を行いました。この時にしか綺麗にできない箇所なので念入りに。
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取り付けはアッパー→ロアの順に。先にコーナーを嵌めてから押し込んでいきました。押し込むときは内装剥がしを使って下方向に押し込んだ後、テコの原理でガラスに押し付けるように金具をガラスに嵌め込んでいきます。
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アップだとこんな感じです。
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ロアモールは左右のバランスに注意して、端からガラスを挟むように押し込んでいくだけです。
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ネット調べですと、モールを押し込む際に石鹸水やシリコングリスを塗って滑りを良くする方法が出てきましたが、今回は潤滑せずに取り付けできました。

 

使用した道具は、内装剥がし、掃除機、拭き取り用のウエットティッシュとタオルのみ、所要時間は取り外しと清掃に1時間、取り付けに1時間くらいです。それっぽくモールを取り付けるだけなら30分くらいですが、全体をしっかりと押し込むのにもう30分ほどかかりました。

 

モール取り付け時、両端のゴムがペラペラしている部分が変な方向に折り込まれないように、気を付けて取り付ける必要があります。

 

残るフロントですが、どうもこちらの方が難しそう……時間ができたら引き続き挑戦していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】弱ったバッテリーは充電器で復活するのか!?【オメガプロ(OMEGA PRO)OP-BC02】

前回のバッテリー上がりを受けて、今更かもしれませんがバッテリーメンテナンスのために充電器を購入しました。

 

前回の記事はコチラ↓

 

今回購入したのは、弱ったバッテリーをある程度回復させることができるという「リフレッシュ充電」機能が付いている

オメガプロ(OP-BC02)

です。(読者様に教えていただきました!)

まさに、今回の状況にうってつけですね!

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ネットショッピング購入価格 18,980円(税込)

 

充電モードが複数、バッテリー検査機能やオルタネーター簡易テストまで搭載されているという多機能なバッテリー充電器です。

製品HP:https://www.omega-pro.jp/op_bc02.html

 

なお、3500円くらい安い下位互換のOP-BC01という機種もあるのですが、充電出力が6Aまでなのとリフレッシュ充電機能がないためOP-BC02を選択。この価格差なら、対応車種が幅広いOP-BC02を買っておいたほうが間違いないでしょう。

 

ちなみにこのオメガプロ、ACデルコのAD-2002という製品のOEMだそうです。こちらは23000円程度で販売されているのですが、中身はオメガプロと全く同じ模様。ブランドに拘りがなければ安い方がいいですよね。
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開封しました、本体です。

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車両に接続してみます。M5 のバッテリーはトランク内にあるのですが、エンジンルーム内にバッテリーの+端子が引き込まれていますので、今回はココに接続してみます。
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そして、リフレッシュ充電を数回試してみた結果……

ある程度の距離(数十km)を走らせても一週間放置で時計がリセットされてしまうほど弱っていたバッテリーが、少なくとも時計がリセットされないレベルにまで回復、エンジン始動時のクランキング音も以前より勢いが良くなりました。ここから更に一週間放置してみたところ、問題なくエンジン始動できました。これはバッテリー性能が回復していると判断して良いのではないでしょうか。

ということで、リフレッシュ充電は「体感効果アリ」とさせていただきます!

M5のバッテリーはそれなりに高額ですので、今後も定期的に充電して寿命をできるだけ延ばしたいと思います。あまり乗らない車であればあるほど有効ですので、もっと早く買っていれば良かったと少し後悔w

 

 

オメガプロ OP-BC02 全自動バッテリー充電器 4ステージ パルス充電 12V 乗用車バッテリーに幅広く対応 OP-0002後継品 OMEGA PRO 品番:009070

価格:18980円
(2023/11/8 15:18時点)
感想(39件)

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】ブースターケーブルがトランクに! 手動でトランクを開ける方法【バッテリー上がり】

タイトルの通り、バッテリー上がりを起こしてしまいました。クラッチ交換で半年間預けてる間にバッテリーがそろそろ怪しいとは言われていましたが……納車後に一度長距離を走って問題なかったものの、その後2ヶ月近くエンジンを掛けていなかったので仕方ないですね。

前回バッテリーを交換したのは2020年の9月のようで、既に3年が経過しています。

前回の記事はコチラ↓

 

以前から「電装品は動くけどセルは回らない」程度のバッテリー上がりは起こしていましたが、今回は電装品すらも完全に動きませんw

面倒ですがジャンプスタートしてとりあえずバッテリーを充電することにします。

まずはキーレスが作動しないため、スマートキーからメカキーを取り出してドアを開けます。ドアを開けたらボンネットを開いて、トランクに置いてあるブースターケーブルを繋げば終了なのですが……

 

トランクどうやって開けたらいいの!?

 

室内にあるトランクオープナーは電動式のため当然作動せず。では、ドア同様にメカキーで……と思ったら、なんとトランクに鍵穴がありませんw

この時点でしばらく途方に暮れました……トランクに入っているのに、ブースターケーブルを新たに買ってこないといけないのは余りにも勿体ないですよね。しかし、この仕様ではオープナーが故障したときにトランクを開けることができなくなってします。それは流石にないだろとネットで調べるも、鍵穴で開ける方法ばかり出てきます。E60の5シリーズなら鍵穴が付いてるんですかね!?

ならばいつもの英語検索で! 「E60 M5 manual trunk open」で検索するとあっさり出てきました。

その方法は以下です。

  1. リヤシートの座面を取り外す
  2. 右側の座面があったところにリングの付いたワイヤーが出てるので、それを引っ張る

 

 

 

 

 

 

 

ではやってみましょう。(画像は電源復帰後に撮影したものです)


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座面の外し方は、前端を持って上に引っ張るだけです。と、簡単に書いていますが車両はバッテリーが上がっている状態……運転席以外のドアはなぜか車内からドアノブを引っ張っても解錠できません(汗) ということで運転席から身体を屈めながら後席へ移動しますw 座面を持ち上げるという作業上、シートに座るわけにはいかないので狭い中シートと向い合う方向に立って引っ張ります。左右のツメで固定されているのですが、少し強めに揺するように引っ張ると外れました。


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手順には座面を取り外すとありましたが、浮かせるだけでワイヤーにアクセスできました。取り外しはシートベルトのバックルが引っ掛かったり配線があったりで少々面倒です。


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◯部分がトランクをリリースするためのワイヤーになります。少し奥まったとこにいる場合もありますので、その場合は手を突っ込んでゴソゴソすれば見つかると思います。


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リングはかなりの力で思いっ切り引かないとダメでした。「ワイヤーが切れてもいいや」くらいの勢いで引っ張ってくださいw

 

こうして無事にトランクを開け、電源を復帰させることができたのですが……

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後で取説見たら普通に載ってましたw 先にこっちを見るべきでした。

電源喪失時にトランクを開けないといけなくなった方は試してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】ようやくクラッチ交換作業が完了、気になる費用と交換後の変化は!?

少し時間が経ってしまいましたが、作業が完了しましたのでご報告です。

 

これまでの記事はコチラ↓


 

 

 

 

 

 

 

作業完了の連絡があったのは6月の始めでした。入庫が昨年末だったため、実に5か月の間M5のない日々を送っていたということですね。それほど頻繁には乗らないので、特に生活に変化はありませんでしたが……

クラッチ交換後の調子はと言いますと……引き取りに行って走り始めた瞬間から、以前とは全く異なる変速のスムーズさにビックリ! 明らかに体感できるレベルで変わりました。まぁ、交換前のクラッチがこんな状態でしたから無理もありませんw

 

上記をはじめとして、作業中の記念写真をたくさんもらって帰ってきました。(引き取り時にUSBメモリを持参しました) これは作業依頼時に「可能であれば」という条件でお願いをしていたものなのですが……その数がなんと260枚! 今回、その一部を厳選してご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……気になる費用なのですが、いい意味で全く参考にならない金額でしたので今回は公表を控えさせていただきます、楽しみにしていた方にはゴメンナサイ。これまで明朗会計(笑)をモットーに、請求書の画像をアップしたりと詳細な金額を赤裸々に公表してきましたが、今回は流石にヤバい(勘違いを生んではいけないという意味で)のと、おそらく2度と同じ金額で作業してもらえることはないと思いますので、公式発表はせず参考記録ということで……(こちらは問い合わせいてただいても回答はできませんのでご了承ください)

決して何か強要したりしたワケではなく、単に「納期不問」がいい結果をもたらしたとでも言いましょうか……引き取りに行くまで費用の話は一切しなかったのですが、個人的には今回かかった金額の倍以上は掛かると覚悟していました。

今回とても良くしていただきましたので、今後のメンテナンス入庫などでお返ししていきたいと思います。

結果、クラッチ交換にまつわる全ての合計金額(部品代 + 交換費用)は30万円台前半で収まりました。部品代は過去記事に全て書いていますので、ハッキリ記載せずとも大体の交換費用がお分かりになるかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】クラッチ交換へいざ入庫! しかし思わぬトラブルが……

さて、2022年も残すところ1週間を切りましたが……クラッチ交換に必要な部品も揃い、入庫先も無事に決まったということで、年内に整備工場へ車両を預けることとなりました。

 

前回の記事はコチラ↓

 

車検が終わって以降、2ヶ月ほど全く乗ってないので久々の運転です。クラッチ不調が起こらないよう、祈りながらゆっくり走り始めると……

 

「あれ??こんなにステアリング重かったっけ!?」

 

長期間運転していないせいで足車のリーフの軽さに慣らされてしまい、M5の重さを忘れてしまったのか?それとも老化による筋力の衰え?w とも思いましたが……いやいや、これは明らかに重い!

 

 

 

 

 

 

 

 

よく見ると、メーターに「!」マークが表示されてる……

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iDriveの画面で確認してみると……

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何やらパワステの制御系の様子。出発時には駐車場にオイル垂れの跡はなかったので、パワステフルードの漏れは考えにくいです。M5は車体底面がアンダーカバーでガチガチに覆われておりオイル漏れの初期症状には気付きにくいのですが、まぁ大丈夫でしょう。となると、過去にも時々エラーが出ていたステアリングアングルセンサー(SZL)、その他コンピュータ系、もしくはバッテリーの電圧低下による一時的な気まぐれでしょうか。しかし、久々の始動にも拘らずバッテリー消費過剰のエラーは出ていないという…… 海外サイトで調べると、このエラーが出て1週間後にオルタネーターが壊れたとの情報もありました。記録簿見ると交換からまだ3万kmも走ってないですが、経年劣化の可能性もあるのでしょうか。いずれにしろ、今の段階で故障の可能性のある部品を挙げるとキリがないので、もう少し故障箇所が絞り込める材料が出てくるまではそっとしておきましょうw

結局この後、エンジンを掛け直すとアッサリ消えてしまい、症状が再現されることはありませんでした。しばらく乗ってなかったことに加え、ここ最近の急激な気温の変化もありますので、ちょっとしたことでコンピュータが変な数値を拾っちゃったりする可能性が高い状況下ではありましたが……M5あるあるというか輸入車あるあるというか、エラーの判定が国産車に比べてシビアな気がします。

そんなこんなで無事に入庫は完了、工場の社長と作業内容について打ち合わせを行い、M5とはしばらくお別れです。納期の指定はしていないのでいつ返ってくるかは分かりません。特殊な車ですし年式も古いので、どんなイレギュラーが発生するか作業してみないと分からない部分が多分にあります。個人的にですが、M5の作業依頼をする際はいかなる場合も「納期指定なし」を心掛けています。急かしたところで自分の車に跳ね返ってくるだけだと思っていますので。単なる自己満足かもしれませんが…... ちなみに今回はなんと! 工賃についての話も一切していませんw 作業内容やその他諸々の話をする中で、とんでもない工賃を請求してくる工場ではないと確信したため、敢えて触れませんでしたが…...少しドキドキです。

次回はおそらく車が返ってきてからの記事になると思いますが…...一応「作業中の作業中の写真撮影を可能な限りお願いします」と伝えておいたので、もしかしたら途中経過をアップできるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】部品調達その② 〜 エンジンマウント、トランスミッションオイル(ギヤオイル)、デフオイル、熱収縮チューブを購入【クラッチ交換】

海外調達の部品が手元に揃いましたので、続いて残りの部品を国内調達しました。

 

海外調達した部品についてはコチラ↓

 

今回購入したのは、エンジンマウント、トランスミッションオイル(ギヤオイル)、デフオイル、配線リペア用の熱収縮チューブです。本当はSMGハイドロリックフルードも購入したかったのですが、Burkhart製 高機能フルードの手配が今回間に合いそうもないため、以前エア抜きで使用したCHF11Sの残り分だけ交換しようと思います。何とか調達しようと色々動いてはみたのですが、このタイミングでは適正価格で入手することができませんでした。

それでは今回購入した部品を紹介していきます。

 

エンジンマウント LH (22116762607) ¥8,030

エンジンマウント RH (22116762608) ¥4,400

送料 ¥780

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左がCORTECO製、右がMEYLE製です。箱には「CORTECO GMBH GERMANY」と書かれているものの、「made in〜」表記はありません。海外サイトによると、最近のCORTECO製マウントは中国製らしいです。「made in〜」表記がないということはそういうことなんでしょう。MEYLEの方はちゃんとドイツ製の表記があります。極論を言うと、どちらも本物かどうかは分かりませんw 流用車種が多いのか、なぜか左に比べて右は半額くらいでした。どこのサイト見ても左の方が高いです。

開封するとこんな感じ↓

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純正品ではないので耐久性等未知数ですが、敢えて人柱になることが情報提供に繋がりますw ただこちらのマウント交換作業、エンジンを吊ってサブフレームを(少し)降ろさないと交換できないようで、クラッチ交換とは直接的な関係はありません。(トランスミッションが外れていると、多少交換はしやすいようですが)工賃次第では、今回は作業依頼を行わないかもしれません。他の作業と一緒にやるのであれば、やはりロッドベアリング交換時でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トランスミッションオイル(ギヤオイル)

MOTUL GEAR 75W-80 1L (¥2,860) ×3本 = ¥8,580

送料無料
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個人的にあまりオイルには拘りがないので、M5オーナーの使用実績があり問題なさそうな銘柄、かつ価格が手頃なものを選びました。粘度はメーカー指定通りです。E60 M5には2.5Lほど必要とのことで、今回は3.0L用意しました。

 

デフオイル

RED LINE  75W-140 1クォート ¥2,750 × 2本 = ¥5,500

送料 ¥1,100
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こちらもトランスミッションオイル同様の基準で選択。E60 M5には1.5Lほど必要ということで、今回は2クォート用意しました。(1クォート=0.946L) 間違えて同じRED LINEのLSD用 75W-140NSというオイルを入れるとデフからバキバキ音がするらしいです。(走り屋系の、そういうのが好きな人ならいいんですが)パッケージがそっくりなのでご注意を。

ちなみに、デフのドレンとフィラーのボルトですが、部品表で見つけられなかったので購入部品として考慮できていませんでした(汗)品番は海外の動画で「33117525064」とあり、この品番でネット検索すると合ってるようなのですが……

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最近のBMWはデフにドレンがなく、フィラーボルトのみらしいのですが、この時代の車両はそんなことないですよね……現車合わせで、必要であれば作業中に注文してもらおうと思っています。最悪、クラッチと同時交換でなくても問題ありませんので。

 

住友電工 スミチューブF2(Z) 2.5×0.25 5m 1本 ¥715

送料 ¥550
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SMGⅢの上部に位置するシフトポジションセンサーの配線被覆が熱でボロボロになる問題、これを対策するために購入しました。海外サイトを見ると「直径2.5〜3.0mmを使え」とありましたが、本当にサイズが合っているのか若干心配です。

 

部品の紹介は以上になるのですが、これを書いている間に今回の作業を依頼する整備工場も無事に決まりました。初めて依頼する整備工場ですが、自宅から1時間圏内で見つかりましたので、入庫の手間も過去にお世話になってきた整備工場とそう変わりません。入庫だけは年内に済ませて、作業は年明けからになりそうです。

 

今後の記事では、入庫の様子から作業の経過について報告予定です。

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】海外からの部品が到着したので紹介します【クラッチ交換】

前回の記事で海外からの荷物が届くまでの顛末を報告しましたが、今回は届いた部品を紹介したいと思います。

 

前回までの記事はコチラ↓

 

 


 

 

 

 

 

 

 

部品一式ですが、こんな感じで届きました。
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クラッチだけは部品が重いせいか、別箱で届きました。持つと軽く10kgはありそうで、見た感じよりもかなり重いです。

 

箱の中には個別包装された部品が入っていますが、とりあえず全部開けて検品と記念撮影をしておきましょう。ここからは画像多めでお送りします。

 

クラッチキット(21212283089)

$445.8(¥63,564)
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重いしゴツいです、こちらがエンジン側。
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トランスミッション側。分かりにくいですがツインプレートです。ダイヤフラム外周にある金属製のリングは作業後、忘れずに取り外さないといけません。
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同梱のレリーズベアリング。
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反対側から。
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取り付け要領が書いた紙が入っています。
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イラスト付きの説明も。
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一応、翻訳を載せておきます。クラッチのマーキングとフライホイールのマーキングを180°ずらして取り付けないといけないようです。

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続いてクラッチキット以外の部品です。箱一杯に入った部品を見るとテンション上がります、これはもう宝箱ですねw
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クラッチボルト(9本)(07129905539)

$1.58x9=$14.22(¥2,028)

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スレーブシリンダー(レリーズシリンダー)(23017838938)

$394.22(¥56,209)

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今回2番目に高い部品。別角度から。取り付けボルトがこんな生え方してるから、トランスミッション脱着しないと交換できません。
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レリーズフォーク(21511223302)

$43.62(¥6,220)

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反対側から。
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ピボットピン(21511223328)

$5.35(¥763)

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クラッチスプリング(21517570284)

$3.09(¥441)

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ガイドスリーブ(23117564680)

$24.69(¥3,520)

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反対側から。
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シャフトシール(T/Mインプットシャフトシール)(23017837412)

$24.63(¥3,512)

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T/M シールカバー(23018677735)

$8.63(¥1,230)

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交換の必要はなさそうな気がしますが、念のため購入。反対側から。
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トランスミッションマウント(2個)(22312283285)

$19.75x2=$39.5(¥5,632)

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シールリング(3個)(07119963300)

$1.26x3=$3.78(¥539)

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シャフトシール(クランクリヤシール)(11217838071)

$31.92(¥4,551)

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緑の物体は変形防止?のプラスチックの型みたいなものです。反対側から。
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ジョイントディスク(26112282573)

$76.73(¥10,940)

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センターベアリング(26122282572)

$108.02(¥15,402)

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SMG 油圧ポンプ (ブラック) リレー(61366901469)

$13.63(¥1,943)

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SMG ギア オイル ポンプ (グリーン) リレー(61368373700)

$13.63(¥1,943)

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部品価格だけみると安く感じますが、ここに送料とVAT(付加価値税)と輸入消費税がプラスされますのでご注意を。

購入時の決済レートは142.584円だったのですが、今のドル円レートならもっと安く買えてましたね……結果論ですが。まぁ未来のことは分からないので仕方ありません。

次回の記事では、国内調達した部品について紹介する予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】部品調達その① 番外編 〜 荷物の到着直前に思わぬ事態が……【クラッチ交換】

前回デンマークのオンラインショップ「Schmiedmann」で注文した部品ですが、先日発送が完了した旨メールで連絡がありました。注文したのが11月16日、在庫にない部品があったため、全ての部品が入荷して発送が完了したのが12月7日でした。

 

前回の記事はコチラ↓


 

 

 

 

 

 

 

それから毎日のように運送業者のサイトで荷物を追跡していました。

詳細を見ると、デンマーク→ドイツ→香港→日本 というルートで運ばれてきたようです。

 


そして12月11日、ついに日本に荷物が到着! 普段の海外通販に比べてかなり早い気がします。ところが、日本での通関手続きが完了したところでこんなメールが。

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「輸入関税/消費税を払ってね!オンライン決済は早めにしないと、到着時に現金で支払ってもらうよ!」ということのようです。

関税!? そもそも日本は自動車や自動車部品には関税を掛けていないため、もちろん関税は掛かりません。調べてみると、基本的には輸入をすると購入費用の60%に対して10%の消費税が掛かるらしい……今回は消費税の支払い通知ということですね、知りませんでした。今まで海外通販しててこんなことなかったのですが、金額が大きいだけに税関のセンサーに引っ掛かってしまったということでしょうか。

支払った額は11,400円、上記の「購入費用の60%に対して10%の消費税」と大体合ってるような気がします。想定外の出費でしたが、これでもまだ日本で部品調達するよりはまだ得なはず……だんだん自信なくなってきましたが少なくとも損はしてないと思いますw 今後は消費税も考慮して予算を立てないといけませんね。

そして、これを書いているうちに既に荷物は到着しています。

梱包がなかなか厳重でまだ箱を開けていないので、中身を確認してまた記事にしたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】部品調達その① の続き 〜 海外サイトから購入した部品の詳細について【クラッチ交換】

前回の続きです。今回は実際に購入した部品と掛かった費用について報告します。

前回の記事はコチラ↓

 

これが注文の明細です。


日本語翻訳するとこんな感じ。

 

当初検討していた部品にプラスして、

・念の為のクラッチボルト

・ギヤオイルとデフオイルも一緒に交換しようと思いシールリング(ワッシャー)3個

・ついで買いでSMG関係のリレー2個(ストック用)

を追加購入しました。

エンジンマウントの左右がありませんが、こちらは何故か国内のネットショップで買う方が安かったため、後日購入します。また、ギヤオイルとデフオイルも国内調達します。SMGハイドロリックフルードですが、Burkhartの強化品を買おうとしたら送料が異常に高かった(200ユーロ以上)ため、一旦保留とします。まともな価格で入手できない場合は、ノーマルなCHF11Sで妥協するかもしれません。

そしてラッキーなことに、11月中は一部の社外品が12% OFFというセールをやっていて、クラッチキットとジョイントディスクがその対象になっています。クラッチキットは506.59ドルもするのでかなりお得でした。

また、部品代以外の費用が結構掛かっているのも分かると思います。

送料が93.26ドル

梱包手数料が1.49ドル

決済手数料とVAT(付加価値税)77.97ドル(PayPalではなくクレジットカードだと40ドルくらいになります)

送料は荷物のサイズによって大きく変わってきますので、正確な送料を確認したうえで国内調達と比較することが重要です。

 

 

 

 

 

 

 

注文から2日経って、カードの利用明細が確定しました。
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日本円での支払い額は205,646円でした。換算レートは1ドル 142.584円です。

ドル→円への換算日は11/17で、この日のドル円の始値/終値、高値/安値はコチラ↓

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一般的にその日のレートは朝9時55分に決定される仲値となりますが、そこから +2円少々プラスした値が換算レートのようです。

今回購入した部品名を分かり易くして、価格を円換算したものを表にまとめました。

部品名 品番 価格
クラッチキット 21212283089 ¥63,564
クラッチボルト(9本) 07129905539 ¥2,028
ピボットピン 21511223328 ¥763
クラッチスプリング 21517570284 ¥441
レリーズフォーク 21511223302 ¥6,220
ガイドスリーブ 23117564680 ¥3,520
スレーブシリンダー 23017838938 ¥56,209
パイロットベアリング 11211720310 ¥2,581
シャフトシール(クランクリヤシール) 11217838071 ¥4,551
シャフトシール(T/Mインプットシャフトシール) 23017837412 ¥3,512
T/M シールカバー 23018677735 ¥1,230
T/M ドレン/フィラー/フィルター  シールリング(3個) 07119963300 ¥539
SMG 油圧ポンプ (ブラック) リレー 61366901469 ¥1,943
SMG ギア オイル ポンプ (グリーン) リレー 61368373700 ¥1,943
トランスミッションマウント(2個) 22312283285 ¥5,632
センターベアリング 26122282572 ¥15,402
ジョイントディスク 26112282573 ¥10,940

その他、送料や手数料の合計は¥24,627でした。

個々の部品では国内調達と変わらないような価格の物もあると思いますが、トータルで考えれば国内調達よりも安く済んでいるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

部品名だけではピンと来ないかもしれないので、該当部分の図を載せておきます。赤丸の付いている部品が今回購入したものです。SMG関係のリレーはエンジンルームにあるため割愛します。

 

荷物の到着を待つ間、残りの部品の手配も進めていきます。手配が完了したら、今後の記事で報告します。

このペースだと部品が揃うのは早くて年内ギリギリ、そして普通の整備工場だと1〜3月は車検の繁忙期なので、作業は春が来てからになるかもしれませんね(汗)

車検前だったら絶対にできなかったであろうこの芸当、のんびり気長にやるとしますw

 

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】部品調達その① 〜 海外サイトからの部品購入【クラッチ交換】

10月頃からクラッチ不調に見舞われているM5ですが、なんとか車検を通すことができた……というところまでは以前の記事で報告させていただきました。

もちろん、車検後は怖くて全く乗っておらず、たまにエンジン掛けるだけです。バッテリー充電器が欲しくなります。フライホイールを守るためにも(手遅れかもしれませんが)、これ以上クラッチディスクをいたずらに摩耗させるわけにはいきませんw 

 

クラッチ不調についての過去記事はコチラ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずクラッチ廻り一式を交換しないことには安心して乗れませんので、まずは部品を手配することにします。今回もいつものように自分で部品を調達し、どこかの工場に持ち込んで交換してもらう予定です。どこにお願いするかはまだ決めておらず、請けてもらえない可能性など全く考慮せずに進めていきますw 適正料金で作業してくれるなら、日本全国どこの工場にでも持って行く覚悟です!

ということで、車検後はひたすらネットで部品探し。以下の観点で調査を行います。

・どの国の、どのショップで買うのが一番安いか?

・ワンストップで欲しい部品が全て購入できるか?

・純正品 or 社外品(OEM含む)どちらにするか?

・円安はいつまで続くのか?(笑)

 

必要な部品をリストアップし、それぞれのネットショップで品番検索して価格をリストに記入して……の繰り返し。更に現地通貨を円換算して、一番コストを抑えられるショップを探すという地道な作業です。海外通販は送料が高いので、少しくらい安いからといって部品毎に複数のショップから購入するのは現実的ではありません。なるべく全ての部品が揃うショップを選ぶ必要があります。実際、M5以外への流用車種が少ないガイドスリーブやスレーブシリンダー、センターベアリングなどは、在庫切れどころかそもそも取り扱いがないショップが結構ありました。

ちょっと高額の商品になるとすぐ送料無料になる日本はホントいい国w

そして、今回調べていて思ったのが……アメリカのショップはもう全然ダメです、ドル円レートが高過ぎて日本人には全く使えないサイトと化しています。こういうのを目の当たりにすると、やっぱり今のドル円は異常事態なのかなと思います。パーツ価格から考えると、適正なレートは1ドル110〜120円ではないでしょうか? 今のうちにドル円ショートしといた方がいいのかなと思ったりしますw

 

その結果、今回は必要部品の大部分を下記のショップで購入することになりました!

 

デンマークにあるBMW&MINIのパーツショップ「Schmiedmann」です。ここは価格表示が少し変わっていて、ドルやユーロではなくデンマークの通貨である「デンマーククローネ」の価格が基準となっています。サイト内で決済通貨(クローネ・米ドル・ユーロ・ポンド)を選択することが出来るのですが、米ドル・ユーロ・ポンドでの価格は、対クローネのレートにより毎日変動しているんです。価格をメモしていたら数日後に微妙に変わっていたので気付きました。クローネに対して米ドル・ユーロ・ポンドが高い場合は、米ドル・ユーロ・ポンド換算の価格が下がります。なので、クローネ安かつ円が米ドル・ユーロ・ポンドに対して高い時に買うのが一番お得なタイミングになります。

結局のところ、現在の円相場ですと米ドル決済が一番お得でした。圧倒的な円安ドル高状態なのに何故?と思いますが、同時にクローネ安ドル高でもあるので、結果的に相殺されて相対的にはユーロやポンドより安くなるといった感じですね。また、クレジットカードの外貨決済は通貨によって手数料率が変わってくるのですが、これも米ドルが一番お得です。基本的には、マイナー通貨になるほど手数料は高くなります。

そして購入した部品ですが、前回の検討時から「念の為」とか「ついでに」でいくつか追加したものがあります。これを書き出すと非常に長くなってしまうので、購入部品の詳細については次の記事で報告します。

 

前回の記事はコチラ↓

 

とりあえずトータルで掛かった金額は以下となりました。

 

無駄に拡大しますw

円換算の結果はクレジットカードの明細が出てから報告します。ちなみにこの時点でのドル円レートは138円台です。

 

 

 

 

 

 

ここで決済時にちょっとしたトラブルが。一通りの部品をカートに入れて決済方法としてクレジットカードを選択したのですが、最後の最後で決済エラーで支払いが完了できません。海外サイトでよくある、不正利用を検知されて決済できないパターンは以前経験したことがあり、こちらはワンタイムパスワードを設定して回避しているのですが、それでも失敗します。違うカードを試してもダメでした。サイト内でチャットを使って質問ができたので担当者と色々やり取りするも原因不明……結局、不本意ながらも手数料が高いPayPalを使うハメに。このように、海外サイトで買い物する方はPayPalアカウントも作っておくと不測の事態に対応しやすいと思います。クレジットカードは便利なのですが、色々な理由ですんなり決済出来ないこともあるので。

 

購入した部品の中にはショップに在庫が無いものもあり「お取り寄せ品」となっている物がありました。注文後すぐには発送できない状態なので、年内に日本に到着するかどうかギリギリな感じです。気長に待つとします。

 

次回は購入した部品について詳しくお伝えする予定です。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】3代目ボディーカバーを購入 (コストコ rain-X)

もはや恒例になりつつあるボディーカバーです。今回の交換は2年振り、3代目のカバーとなります。経験上、現在の使用環境ですとカバーの寿命は2年が限界なので、基本的に車検の時期と連動しています。個人的な記録を残す意味で書いていますので特に目新しい情報はありません、ゴメンナサイw


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毎度お馴染みのコストコ rain-Xになります。サイズは5シリーズの指定より1サイズ大きいXL。というかLサイズだと、微妙に車体が全部覆えません(汗) この辺はもう分かっていることなので慣れたものです。過去2回はネットで購入していたのですが、今回は比較的近場にコストコが出店したこともあり、会員になっている知人に買ってきてもらいました。5000円弱で手に入りました。

 

過去のボディーカバーの記事はコチラ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

何の変哲も無い、ただ被せただけの写真w
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せっかくなのでボロボロになった旧カバーも撮影したおけばよかったと後悔。次交換するときはちゃんと撮影しようと思います。

交換の決め手となる最大の理由は、内部から粉を吹き始めることです。カバーを外して、ボディーに細かい粉が付着していたら使用限界、完全に交換時期です。こうなると、表面も少し引っ張っただけで破れてしまったりと強度もかなり落ちています。2年間の経年劣化と紫外線のダメージはかなりのものです。これだけのダメージから車体を守れたということで、カバーを掛ける意味は十分あると思います。

そのおかげもあってか、ヘッドライトなんか今でも全くくすみもなく綺麗な状態を保てています。

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それでも、ウインドウモールはなぜかボロボロなんですけどねw こちらも部品買うだけ買って、まだ何もやってないのでなんとかしないといけません……更にそれ以前に、クラッチを交換しないと安心して走ることもできないのですがw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】クラッチピボットピンの素材について【樹脂・真鍮・ステンレス・アルミ】

M5のクラッチ交換に必要な部品を調べていて少し気になったこと、それがタイトルにあるクラッチピボットピンです。

BMWの場合、マニュアルトランスミッションの車両にはかなりの割合で同じ品番(21511223328)のピボットピンが使われているのですが、これを純正の樹脂製から金属製にアップグレード(?)するパーツが国内外問わず至る所で販売されています。

今更説明の必要はないかもしれませんが、E60 M5のトランスミッションはSMGというシングルクラッチの2ペダルMT(AT限定免許で運転可)となっており、レリーズシリンダーから先のクラッチ機構は通常のMTと変わらないため、先述した品番のピボットピンが使用されています。

単純に金属製にすることで強度が上がり耐久性もアップするのかな……というのは想像に難くないのですが、実際のところどういったメリット・デメリットがあるのか? ネットで少し調べてみたものの、販売業者のポジショントークばかりで今一つピンとこないので、海外サイトも含めて真剣に(?)調査してみました。

そんなにとんでもなく良いモノだったら(莫大なコスト増になるとも思えないし)とっくに純正採用されているはずですよね? 「何かウラがあるのでは!?」というバイアスが掛かり気味ですが、なるべくフラットな目線で書いていきたいと思いますw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピボットピンの素材

一般的に使用されているピボットピンは樹脂製で、その殆どはナイロンでできているようです。ナイロンは樹脂の中でも強度があり耐摩耗性も高く、また耐熱性も高いということで、摺動部であるピボットピンには適した素材であると言えます。しかし、クラッチ交換時にトランスミッションを下ろしてみるとボロボロに擦り減ったピボットピンが……なんてことも実際あるようで、使い方によっては性能面で少し心許ない部分もあるのかもしれません。一般的に、普通に乗っている分にはピボットピンよりも先にクラッチディスクが摩耗して走行できなくなるのが通常だと思いますが……

BMW E36 Clutch Installation with Pilot Bearing Replacement – Brent Ford  Racing

 

「じゃあもっと強度のある素材でピボットピンを作ってしまおう!」という発想で作られたのが金属製のピボットピンだと思うのですが(想像)、その素材にも色々あります。巷で販売されているのは真鍮、ステンレス、アルミ製がありました。それぞれの素材について、特性を調べてみましょう。

 

金属製ピボットピンの種類と特性

まずは金属製ピボットピンで一番多く見られる真鍮です。管楽器に使われるイメージですが、5円玉も真鍮製です。ピボットピンに求められる性能において真鍮を採用するメリットとは、加工性と耐腐食性、樹脂よりも高い強度、金属の中では価格が安価な点です。しかし、強度が高いといっても耐摩耗性が高くないとピボットピンとしては高性能とは言えませんよね。金属全般に言えることですが、耐摩耗性というのは素材そのものよりもどう表面加工されているかで大きく変わってくるようです。モノによってはこんなに摩耗してしまった例もあるようです。

 

次にステンレス。特性としては非常にサビにくく、耐熱性、強度、加工性に優れる素材です。ピボットピンの素材としてのメリットは真鍮とそう変わりません。硬度でいえば一般的に真鍮よりも高いのですが、同時にコスト面でも真鍮より高いようです。

最後にアルミ。特性としては比重が軽く、加工性、耐腐食性が高い素材です。耐熱性は真鍮よりも劣るようですが、ピボットピンに求められる耐熱性としては十分です。軽さが最大の武器なのですが、固定されている小さな部品であるピボットピンにはメリットがないように思います。硬度は一般的に真鍮より高く、ステンレスよりは低いです。重量あたりのコストは真鍮・ステンレスよりも高いのですが、比重が軽いため体積当たりで考えると大きな差はないようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金属製ピボットピンのメリット・デメリット

それぞれの金属に特性がありますが、ピボットピンの素材としてはどれも十分に条件を満たしているように思います。ナイロン製ピボットピンに対しての金属製のメリットとしては、やはり耐摩耗性と耐衝撃性になるのでしょうか。サーキット走行など、ハードな使用環境においては一定の効果があるのかもしれません。実際に、社外品の強化クラッチではセットで金属製のピボットピンが用意されているケースもあるようです。一方、部品の寿命という点においては、基本的にクラッチ交換の際にセットで交換する部品なのであまりメリットはないように思います。ピボットピンの寿命>クラッチディスクの寿命であれば問題は起きないはずなので。

デメリットとしては、ピボットピンとそれが接触するレリーズフォーク、そのどちらも金属となるため異音が発生する可能性、そしてレリーズフォークや周辺部品を損傷させてしまうリスクがあることでしょうか。例えばレリーズベアリングが固着してしまった際に、ナイロン製ならピボットピンが破損するだけで済んだものが、金属製だったばかりにシャフトやベルハウジングを損傷させてしまうという可能性です。ピンを金属製にしたことで、最終的にレリーズフォークに穴が空くなんて話もあるとかないとかw おそらくそうなる前に先にクラッチディスクが寿命を迎えると思いますので、クラッチ交換の際にレリーズフォークもセットで交換するなら特に問題ない気もしますが……アクセルワークが神懸ってるドライバーなら先にレリーズフォークがやられるかも!?

 

純正採用されない理由は?

メーカーの公式な見解は分からないため何とも言えませんが……金属製のピボットピンが純正で採用されないということは、少なくともメーカーは「性能面ではナイロン製のピボットピンで十分」と考えていることは間違いないでしょう。その他、採用しない理由として考えられるのは「コストアップに対する費用対効果が低い」「異音や他パーツへの攻撃性を考慮した結果」あたりでしょうか。前者が理由であれば、交換する意味は少なからずあるということにはなりますが、後者であれば純正品とは別のリスクを抱えることにも繋がります。こういう場合は大抵、「素直にメーカーが指定している部品を使用する」というのが最適解になっちゃうんですよね。面白味はありませんが、優秀な開発者達の集団であるメーカーが出した答えが「ナイロン製のピボットピン」ということは、きっとそういうことなんでしょう。

 

M5はどうする?

そして今回のクラッチ交換でピボットピンをどうするかですが、海外サイトでも金属製ピボットピンへの交換については賛否両論でした。正直なところ、ネタ的には金属製を試してみたい気持ちはあります。しかし、何か不具合があると「トランスミッション脱着の刑」に処されると思うと躊躇してしまうのも事実w 今回のクラッチ不調の原因が実はピボットピンで、クラッチディスクはまだ使用限度に達してない……なんてことであれば話は別ですが、その可能性は低いでしょう。通常通り、ピボットピンより先にクラッチディスクがダメになっている場合、両方同時に新品交換すれば次回も先にクラッチディスクがダメになるはずなので、純正のピボットピンで何ら問題はありません。一応、純正品と金属製を両方用意しておいて、トランスミッション内部の状態を見てからどちらを使用するか決めるという手もあります。もし金属製を選ぶなら、個人的にはステンレス製でしょうか……とか何とか言ってても結局、無用なリスクを避ける為おそらく純正品を使うことになると思いますがw

実際の体験談やご意見があればコメントお待ちしております!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】車検の結果と今回掛かった費用を公開!

クラッチ不調を抱えながらも何とか車検預かりまで持っていったM5。預かり中も検査が通るかドキドキしていたのですが……数日後、車検が無事完了したとのメールが!

ということで、早速引き取りに行ってきました。

前回の記事はコチラ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

預かり中は1速のジャダーはあるものの、半クラが無くなったり停車中にエンストしたりの症状はなかったとのこと。しかし、クラッチが限界に来てることには変わりないので、このまま走り続けるのは最小限にしないといけません。

クラッチ廻り交換の見積りは後日頂けるということで、とりあえず今回の支払いは……

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こうなりました。

前回の車検見積り点検と部品交換で33,000円(点検費用は今回相殺)払っているので、合計が161,376円

ここには注文しておいたウインドウモールの部品代20,860円も含まれているので、車検一式の費用としては140,516円ということになります。

※後日DIYで交換予定のウインドウモールです↓

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これに、持ち込み部品代が

オイル15,300円(20L)の約半分 = 7,650円

フィルター:2,680円

ウォッシャーポンプ&ストレーナー:4,420円

全て合わせて155,266円となりました。

2年前の車検のときはリヤアームのブーツ交換が発生したので178,080円でしたが、今回はそれよりも安く済んで良かったです。まぁ、この後クラッチ交換で数十万円飛んで行くワケですがw

 

ちなみに前回の車検の記事はコチラ↓

 

車両引き取り後は当然ながら自走して帰宅したのですが、幸い症状は発生せず無事に到着。道中はドッキドキで運転していたのは言うまでもありませんw 30km程の距離ですが、ものすごく疲れました(汗)

しかし、これでなんとか黄金の2年間を手に入れました! あとは為替を注視しながら、クラッチ廻りの部品をゆっくりと物色することにします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】クラッチ交換に必要な部品 + 一緒に交換した方がいいもの


前回お伝えした通り、急遽クラッチ交換が必要になりましたので色々調べていきます。

 

前回の記事はコチラ↓

 

と言っても、クラッチ廻りについては以前調べたことがあるので、今回は情報のアップデートと再確認です。

 

以前調べたときのの記事はコチラ↓

 

為替レートが円安過ぎて、海外で販売されている部品を日本円換算したときの価格が今と全く違いますが、面倒なので修正はしませんw あの頃買っておけばよかったと後悔ですが、こんなことになるとは予想だにしなかったので……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今回の交換部品ですが、以下を考えています。トランスミッションを脱着したときにしか交換できない部品や、脱着途中で交換可能な部品も含めています。

■クラッチ廻り

クラッチキット    21212283089
ピボットピン    21511223328
クラッチスプリング    21517570284
レリーズフォーク    21511223302
ガイドスリーブ    23117564680
クラッチレリーズシリンダー    23017838938
パイロットベアリング    11211720310
シャフトシール    11217838071

 

■マウント類

トランスミッションマウント(2個必要)    22312283285
エンジンマウント LH    22116762607
エンジンマウント RH    22116762608

 

■プロペラシャフト廻り

センターベアリング    26122282572
ジョイントディスク    26112282573

 

ベアリングやオイルシールは純正品、マウント系は純正が高価過ぎるのでOEM・社外品で対応したいと思います。クラッチキットは律儀に純正使う人はほぼいないようですのでSACHSで問題ないでしょう。ピボットピンは純正の樹脂製ではなく、金属製の社外強化品を使ってみようと思います。レリーズシリンダーは意外とトラブルが多いらしく、しかもベルハウジング内部からナット留めされているということで、高額部品ですが是非とも交換しておきたい部品の1つです。

ちなみにフライホイールですが、コレは非常に高額ですし、まだ無事だと信じて今回はパスの予定です。クラッチが完全に無くなって傷が付いてたら終わりですがw SMGの油圧ポンプ関連は普通に動いているので、緊急時である今回はパスします。ポンプやるならバルブブロックも含めてオーバーホール済みの再生品を購入、もしくは中古部品をDIYでオーバーホールして、油圧系統をまるっとリフレッシュしようと思っています。

 

油圧系統とはここですね↓



 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとまず一通りの部品をカートにぶち込んで比較してみましたが、今のレートでは部品を海外で調達するメリットはあまりありません(汗) 一応、クラッチキットとレリーズシリンダーだけは今のレートでも合わせて4万円程安いため、送料と関税を考慮しても2万円程は安くなります。とはいえ、海外調達のリスクに見合うかどうかは微妙です。

ざっくりですが、上で上げた部品をアメリカから調達すると全部純正で35万くらい、OEM・社外品を織り交ぜた最安値でも31万程掛かります。(送料込み) 国内で調達した方が多分安いですw

一方、ヨーロッパから調達すると全部純正で25万くらい、OEM・社外品を織り交ぜた最安値で23万円程となりそうです。(送料込み)

どちらも現在のレートで計算していますが、今やアメリカからの調達は完全に損ですw 更に、どちらから調達してもここに関税(ヨーロッパの場合はVATと呼ばれる付加価値税もあります)が掛かってくるのでプラス5000〜10000円程必要になりそうです。

ちなみに、ヨーロッパのサイトだと決済通貨をドル/ユーロ/ポンドから選択できる場合があるのですが、ユーロをベースにドル/ポンド換算しているようです。支払い額が20万円近い場合、時期によっては円に対して一番安い通貨を選べば5000〜10000円くらいは変わってくると思います。円最弱の今は時期が悪いのでどれを選んでも大差ありませんが……一応高い順に並べると ユーロ>ポンド>ドル の順になりました。ユーロとドルで3000円程度の開きとはいえ、あれだけ強いドルが日本円で決済すると一番お得という不思議な結果にw ユーロベースで計算されているので、ユーロドル/ユーロポンドのレートに左右されるということですね。

そして、全て国内調達するとなると大体25〜26万円くらいになると予想されます。ネット調べではどうしても値段の分からない部品がありますので、この辺はショップの見積りを確認してからですね。

これら全てを表にまとめて睨めっこしたところ、国内と海外のいいとこ取りしても24万円くらい掛かりそうです。プロペラシャフトのセンターベアリングとジョイントディスクが妙に高く、これだけで4万円くらいするので交換を見送るのも手かなと思い始めました。トランスミッションを降ろさずとも、マフラーさえ脱着すれば交換できますしね。

長々と書いてしまいましたが、部品調達費用を抑えるのに一番重要なのは何と言っても為替レート!為替介入でもう少し円高になってくれると嬉しいのですが……w

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【BMW E60 M5】またしてもクラッチトラブル発生!やはりクラッチが限界!?

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先日、一時的にクラッチ作動がおかしくなったもののすぐに症状が出なくなったM5ですが、またも症状が再発しました……。

前回のSMGフルードエア抜きの際は行き帰り共に問題なく走れていたのですが、今回は車検のために車両を預けに向かう途中に発生しました。やはり、エア抜きを行ったところで所詮は気休めに過ぎなかったようです。

前回の記事はコチラ↓

 

 

 

 

 

 

 

前回の症状発生時よりは精神的にも冷静になれたので現象を詳しく書いておくと…

  • ドライブロジックはM-5モード
  • 停車時にブルブルと振動(クラッチが完全に切れてない?)、Nに入れると収まる
  • 発進時にアクセルをじわりと踏むと振動が大きくなりエンスト、グイッと踏み込んで回転を上げて発進するとなんとか発進可能
  • 発進できたとしても激しいジャダー発生
  • 発進してしまえば2速以降は普通に走行できる
  • トランスミッション(クラッチ?)の温度が上がってくると発生!?(前回も今回も20kmほど走行後に発生)

と、こんな感じです。上記が常に発生していたわけではなく断続的だったのですが、信号で引っ掛かる度に心臓バクバクw

なんとか無事にショップに辿り着き、車検の入庫手続きは完了しました。事情を説明して「とりあえず検査は通せるよう頑張ってみます」とのことでしたが、このまま引き渡されたところで無事に帰れる気がしないw

ということで、車検預かり中にクラッチ交換の見積りしてもらうようお願いしました。高額な部品についてはなるべく自分で手配しようと思っていますが、時間的な制約もあるのでどこまでできるやら……車検が終わってからゆっくり部品を手配しようと思っていたのですが、こんなにも急な展開なってしまうとは想定外です(汗)

取り急ぎ、クラッチ関係の部品価格を調べてみることにします。