今のところ新たな故障は発生していないM5ですが、今後発生するであろう高額修理や高額メンテナンスには常に怯えているのが実情です(笑)
特に今年は11月に車検を控えていることもあり、保安基準不適合になってしまう故障や部品の劣化があった場合はそれまでに必ず対処しなければなりません。それが高額な費用が掛かる部分であっても、直して車検を通さないことには乗れなくなってしまいますからね……
高いお金を払って修理しないと車検に通らない、と言われて泣く泣く愛車を降りる……外車によくあるパターンですが、そうはなりたくないものです。
そんな中、色々と部品や消耗品の値段を調べている途中で見つけたのが、下記のオイル↓
https://burkhart-engineering.com/54134en
SMGのギヤチェンジを行う際の油圧の元となる作動油(ハイドロリックオイル)なのですが商品名に「HIGH performance」とあります。何やら、純正よりも性能が強化されているらしいのです!
以前にも書いた気がしますが、販売しているのは E46 M3のSMGポンプモーターを単体供給してくれていることでお馴染み、ドイツのBURKHART社です。
以下、商品説明より直訳です↓
高油圧性能オイルは、ペントシンCHF 11sよりも粘度が高く、ポンプが最大圧力に最大25%早く到達できるようにします。これは、SMGの熱問題(たとえば、エラー56-デューティサイクル油圧ユニット)に役立ちます。
最大圧力に早く到達できるということで、ポンプの負荷が軽減されて寿命が伸びそうですね。最初にドアを開けたときに鳴る、あのSMGポンプの作動音が短くなるんでしょうか?
また、油圧でギヤを切り替えるという構造上、変速時のフィーリングにも何か影響があるのかどうか?気になるところです。
ちなみに「ペントシンCHF 11s」というのは、SMG作動油として純正で使われているオイルです。
BMW MINI ハイドロリックオイル パワステオイル CHF11S / 83290429576 81229407758 83 29 0 429 576 81 22 9 407 758 febioil 価格:1,408円 |
「CHF」と言われて、真っ先にスイスフランが頭に浮かびましたが(笑)
欧州車では油圧制御系に広く用いられているオイルで、パワステに使われるのが一般的なオイルです。といっても、最近はほとんど電動パワステなので出番は少ないオイルかもしれません。
もちろん、M5の油圧パワステにもCHF 11sが使われています。
ここでふと思ったのが、
パワステにもこの強化オイルが使えるんじゃないの??
これは試してみたい気持ちが沸々と湧いてきますね!
1Lで34,99ユーロということは、今のレートで¥4,500くらいです。SMGに2.5~3.0L、パワステに1.2~1.5Lのオイル量が必要らしいので、SMGとパワステ両方に使うとすると、予備も含めて6本は購入しておいた方がいいでしょうね。
SMGのクラッチ交換等でこのオイルが必要な時が来たら、是非パワステにも入れてみようと思います。