先のDSC故障が解消されてしばらく経ちますが、少々気掛かりなことがあります。
修理の過程で中古DSCユニットを取り付けた時に舵角センサーの調整を行ったのですが、適合していないユニットだったため何度も作業しては失敗を繰り返しました。
そのときの記事はコチラ↓
結局、元々付いていたDSCユニットを現物修理して再度取り付けたのですが、舵角センサーの調整は失敗して以来そのままにしていました。
走行していて特に違和感は無いのですが、念の為キッチリ調整してみようというのが今回の作業です。
ではやっていきましょう!
まずは車両とPCをICOMを介して接続、ISPI NEXT Admin Toolsを立ち上げて「ISTA (ISID)」を選択します。
「ジョブ」を選択。
「車両データ読み出し」を選択。
どちらかの識別ボタンを選択。ディフェクトメモリーのチェックが必要なければ「車両テストなしの識別」で問題ありません。(「完全な識別」の方を選択すると数分かかります)
「車両処理」を選択。3つほどディフェクトメモリーが入っていますが、コーディングの実験をしていたせいなので気にしないでください(笑)
「サービス機能」を選択し「シャシー」を選択。
「エレクトロニックダンパーコントロールK」を選択。
「舵角センサーの調整」を選択。
「ステアリングホイール角センサー同期」を選択。
「進む」を選択。
「進む」を選択。
「はい」を選択し「進む」を選択。
ステアリングを真っ直ぐにして「進む」を選択。
「進む」を選択。
「進む」を選択。
調整作業が完了です。
以上です、特に難しいことはなく、イエスマンになってISTA/Dの言う通りにただ従っているだけでOKです。これなら自動車整備のプロでなくても誰でもできます(笑)
ちなみに今回はエンジンかけっぱなしで作業していますが、エンジンやDME絡みの作業を行う場合はイグニッションON状態で作業する必要がありますので、バッテリー上がり防止の為に電源を用意しましょう。車を複数台所有している方でしたら、エンジンかけっぱなしの車を隣に置いて、ジャンプスタート用のバッテリーケーブルで電源供給するのが手っ取り早いです。
プロの整備工場ではコーディングやプログラミング作業時に安定化電源という機材を使用するそうですが、 一般人が趣味の為に買うにはちょっと高いですね。
日動工業 コンバーター(直流安定化電源装置) DPS-A3024H AC100V→DC24V 屋内型 最大出力電流30A 価格:90,370円 |
気になる作業結果ですが、気分的にはスッキリしたものの、やはり何も変化は感じられませんでした。
ただ、色々触ってみるとこのISTA/D、あらゆるユニットの調整や初期化ができるので(当たり前ですが)、調子の維持に役立ちそうです。その他の調整作業なんかも今後紹介していきたいと思います。