私のM5は11月に車検満了日を迎えるのですが、今回は事前に交換が必要な部品を把握するために車検見積をお願いしてきました。
見積りをお願いしたのは、以前にDSCユニットの持ち込み交換をしてもらった、輸入車に強い老舗の某整備工場です。
その時の記事はコチラ↓
見積りといっても、ボンネットを開けてサラッ見積り……という簡素なものではなく、車両をリフトアップし、タイヤもアンダーカバーも外してガチで点検するという、実際には車検時の点検そのものと変わらないレベルの作業を行っています。
内容が内容なので、そこら辺の無料見積りとは違い料金は2万円(!) 驚く方もいるかと思いますがご安心を、これは後日車検を受ければ車検代から天引きされるので、手付金みたいなものです(笑)
そして気になる見積り金額ですが、まずは結論から!(サムネに出てますね)
驚愕の57万円!!
目ん玉飛び出るような金額です(汗)
DSCユニットの新品交換見積りを突き付けられたとき以来の50万円オーバー(笑)
本当にこれだけの金額を払わないと車検に通らないのであれば、これはもうM5を降りるしかないレベルです。
ドキドキしながら内容を見ていくと……
作業内容はこんな感じ↓
見積り金額の大半を占めているのは、どうやらリヤのアッパーアーム交換費用のようです。
片側に2つのアームが付いていて、部品代が¥61,000+¥56,900=¥117,900、工賃が¥15,000、これに消費税を足した合計金額が¥146,190。片側でこれなので、両側だと¥292,380!! たかがアームで恐ろしい金額です、さすがMモデル……
ところで、何故このアッパーアームの交換が必要なのか!? 聞くと、アームのボールジョイントに被せてあるゴム製のブーツが破れているとのこと。残念ながら4本あるアーム全てのブーツがダメみたいです。アームASSYでしか部品が出ないため、普通に見積りするとこの金額になってしまうんですね~。
でもこのパターン、もう何度も巷の整備ブログで見た光景です。
「あっ!この問題、進●ゼミで解いたことある!!」状態の小学生みたいな気分。
ここはもうお約束の行動に出るしかありませんね。アームにガタがなかったかどうかを確認し、汎用品を使用したブーツのみの交換をお願いしたところ、あっさり快諾頂きました。ホッと一安心です。ただし、部品を外した後サイズを測ってブーツを手配するので時間は掛かるとのこと。11月に入ってから2週間程度、車両を預けることになりました。29万円が工賃+ブーツ代だけになるのであれば、いくらでも待ちます(笑)
そしてもう1つ、舵角センサーの交換が見積りに入っています。これはE系BMW定番の故障箇所でもあるのですが、最近ハンドルを切るとDSCやDBCの警告が一瞬出ては消える症状が出ていたので、怪しいとは思っていました。これにより舵角センサー異常のディフェクトメモリーが入っていたため、見積りに入れてあるとのこと。
しかし、舵角センサーも中々の高額部品です。とりあえず、警告が出っぱなしになってもエンジンを掛け直せば消えるので、車検はこのまま通してもらうようお願いしました。そしてこの舵角センサー、ディフェクトメモリーが入っているからといってサクッと交換するのではなく、まずはセンサー部分を清掃し、これで症状が改善されるかどうか様子見するのがセオリーです。E90であればセンサー部分のみ単体で安く部品が出るので即交換でも構わないのですが、E60はステアリングスイッチセンターというASSYでしか部品が出ませんので高額になるのです。ここは車検後にDIYでやっていきたいと思います、車検前にやって失敗したらシャレにならないので(笑)
その他、エンジンオイル&フィルターは先日交換したばかり、ブレーキオイルもDSCユニット交換時に2回交換しているので今回はパス。スパークプラグや補機ベルトも交換から走行2万キロ程度なので問題無し。ワイパーブレードやエアクリーナー、エアコンフィルターはそのうち自分でやるので不要。ということで、追加でしばらく替えた形跡のない冷却水(LLC)の交換をお願いして、作業内容はほぼ確定です。おそらくこれで、総額20万円付近に収まるのではないでしょうか。
オイル漏れや水漏れがなかったようで、助かりました。
あとは、コーディング検証の一環で常時点灯になっていたUSサイドマーカーを元に戻せば、入庫準備は完了です。余計なところを壊さないよう、今月はなるべく動かさないようにします(笑)