DSCユニットの故障を修理すべく、中古のDSCを購入し作業予約までを行った前回。
前回の記事はこちら↓
先週末に車を預けていたのが戻ってきました。しかし……
交換作業は無事に終わったものの、コーディング(プログラミング)がうまくいかず結果、警告灯は消えず(汗)
詳しく書きますと……
E60 M5に限ったことではありませんが、メーカー/車種によってはDME(ECU)を始めとするコンピューター部品に車両識別番号(VIN)が書き込まれているものがあり、同一車種であっても別の車両から外した部品は、そのままポン付けしても使えないものがあるのです。
ちなみに、車両識別番号(VIN = Vehicle Identification Number)というのは、欧米で使われている17桁のシリアルナンバーで、日本では車検証にも記載されている「車台番号(フレームNo.)」と同じようなものです。
国産車ではあまり聞きませんが(今はそうなっているかも?)2000年代以降の輸入車では、部品単位でのVIN照合により中古部品を使ったDIY修理を難しくしている車種がかなり多いです。また、車種により対象となる部品も変わってきますので、中古部品での修理が可能かどうかを部品の購入前に確認しておく必要があります。
もちろん、今回も御多分に漏れず自分なりに調査を行い、BMWの診断ツール一式があれば「技術的には」可能という結論に至った上で中古部品の購入に踏み切ったのですが……今回作業をお願いしたショップでは「プログラミングが途中で止まってしまい車両とDSCユニットの紐付けができない」ということで、部品交換のみで車両返却という形になりました。
現時点では、プログラミング作業自体に問題があるのか、車両側に問題がありプログラミングを受け付けてくれないのかは分かりません。いずれにせよ、何だか泥沼にハマりそうな臭いがプンプンします(笑)
結局、点いたり消えたりしていたDSCの警告灯ですが、現在は異なる理由「車両とのVIN不一致」で点きっぱなしとなっています。
現在の車両情報画面はこちら↓
「タイヤ空気圧警告 異常!」は、DSCから派生した警告と思われるのでいいのですが、「ダイナミックダンパーコントロール異常」という初めてみる警告表示が出ています……
詳細はこんな画面です↓
これもDSC絡みで出てるならいいんですが、もしかして追加で故障した?? ちょっと心配です。
しかし、まずはDSCの方を何とかしないと始まらないので、次の作戦を考えないといけません。選択肢ですが、以下の3パターンを考えています。
- 本当にプログラミングが不可能なのか、他のショップにもう一度作業をお願いしてみる
- 自分で診断ツール一式を購入し、ネットで調べまくってDIYでプログラミング作業をやってみる
- 外したオリジナルのDSCを修理して、再度交換
一番確実なのは3.ですが、また交換工賃がかかってしまうのと、修理にそこそこの金額がかかるので、合計10万円コースです。
金額的には2.も殆ど一緒なのですが、診断ツールはいずれ欲しいと思っていたので、将来への投資という意味ではこちらを優先したいです。しかし、プログラミングを成功させることができるとは限りませんのでギャンブル的要素が強いのが不安要素です。
1.はショップ選びさえ間違えなければ即完治、例えプログラミングが成功しなくても、原因を突き止めることができれば後学の為にはなります。ただし、プログラミングが失敗しても作業料金はかかってしまいますので、何件ものショップを回った挙げ句「プログラミングできませんでした」となると、いとも簡単に数万円をドブに捨てる結果になる可能性があります。
まだ決断はしていませんが、どれでいくのか少し考えてみます^_^;
忌々しいABS(DSC)警告灯です↓
一体、いつになったらコイツを完全消灯できるのか!? ブログタイトルの「その10」までには解決したいですが、残り僅か1回(笑)
他車種で同じような経験がある読者様がいましたら、是非コメント頂けると有り難いですm(__)m