サラリーマン投資家がBMW E60 M5を維持するブログ

10年来の夢だったBMW E60 M5を思い切って購入した、ごく普通のサラリーマン投資家のカーライフと独り言の記録です。

 

 

 

【E46 M3】狙い目かも!? 英国(イギリス)からの個人輸入について【S54エンジン】

さて、絶賛クラッチ交換作業中のM5ですが……まだ作業完了の連絡はありません。

入庫してから1ヶ月半といったところですが、実質1人で経営されている工場ですし、まぁ3ヶ月くらいは全然想定内です、気長に待つとします。

 

前回までの記事はコチラ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、もう1台オモチャの車を買うなら!?というシミュレーション妄想を今回のネタにしてみました。 手元に車がないので、余計なことばかり考えてしまいがちです。

我が家には、足車の保管場所を確保しつつもギリギリあと1台分の駐車スペースがあります。資金さえあれば、趣味のクルマをM5の他にもう1台所有できるということですw

その「最後の1台」をどうするか?について時々考えるのですが、一生に一度(大袈裟?)は保有したいのが

・マニュアル車

・オープンカー

なのです。

もちろん、この両方を満たす車であれば1台で全て解決!ということになります。あとは(部品供給の面で)一生乗れて、(できるだけ)価値が下がりにくい車種であれば言うこと無し、です。

しかし、オープンカーってやっぱり2シーターが主流……使い勝手や家族の理解の面でもちょっと厳しいのが実情(汗)オープンMTというと、ロードスター(アバルト124)、コペン、S660、フェアレディZロードスター、一時MTが販売されていたベンツSLK(SLC)なんかがパッと思い付くところでしょうか、全部2人乗りです。しかも、もれなく価格高騰しているという……少し陰りの見え始めたEVシフトの潮流ですが内燃機関車が減っていくことは変わらない、ということでこの辺の趣味車は相変わらずプチバブル状態が続いています。ちなみに、ポルシェとかアウディR8とか、ハナから手が出ないものは完全無視してくださいw

そして4人乗りオープンMTとなると数はグッと少なくなり、ミニコンバーチブル、日産マイクラCC、プジョー206CC/207CCくらいしか思い付きません。S15シルビア ヴァリエッタとかセリカコンバーチブルなんてレア車も一応あるにはありますが、余りにもタマが無いものは考えないようにしましょうw あと変わり種としては、フィアット500CやシトロエンDS3カブリオのようにピラーを残したままルーフ部分のみが開くタイプもあります。

ただ、この「4座オープンMT」、日本仕様にMTがないとかオープン仕様が導入されていないだけで海外仕様だとそれこそ選べないくらい選択肢が増えるんですよね。

例えば、海外ではV36スカイラインクーペのコンバーチブルが存在し、しかもアメリカではMT設定ありで販売されていました。今見てもカッコイイですね!

2010 INFINITI G37 Convertible Sport Convertible Exterior

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、ネットで海外の中古車サイトを調べていると辿り着いたのがタイトルにある

 

E46 M3カブリオレ

 

なのです。

存在自体はもちろん有名ですが、日本には正規に導入されなかったモデルです。ただ、並行輸入された個体が中古車市場に出てるのを何度か見たことはあります。M3ではない直6モデルの330Ciカブリオレは日本にも導入されていましたが、ATのみでした。

E46 M3といえば、言わずと知れた「M3最後の直6NA」(Mモデル最後の直6NAはZ4だと思いますが、エンジンは同じS54です)。E60 M5が好きでこの車が嫌いな人は多分いないんじゃないでしょうか。当然のことながら、こちらも世界的に相場が上昇中で、一時期に比べて手が出しにくい価格帯になっています…… 

特に、アメリカやドイツでは走行距離がやたら多い個体ばかりなのに日本以上に強気な値付けがされているのですが(為替レートの問題もありますが)、一方イギリスではなんだかお手頃価格な気が……(現在のポンドは160円台)

イギリスは日本と同じ右ハンドルの国なので、グローバルで見ると右ハンドル車は需要が少なく価格に反映されるのも当然と言えば当然なのですが、日本で乗るなら好都合ですよね。(もちろんこの価格で日本で乗り出せるわけではありませんが)バブルの波に乗って高値で売り抜けたいなら断然左ハンドルですが……日本で普通に乗れて、(右ハンドルとはいえ)それなりの価値が保てるのであれば、個人的には右ハンドルでも全然アリなのかなと思います。細かいことを言い出すと、やれ「右ハンドルは左右の重量バランスガー」(諸説ありますがS54エンジンは右に傾いて載ってます)とか「ペダルレイアウトガー」とキリが無いのでそこは割り切りましょうw

ただ、イギリスの中古車も、日本に比べると総じて走行距離の多い個体ばかりです(単位がマイルなのでkmにすると1.6倍です)。20年前の車ですし「10万kmオーバーはちょっと……」とか言っているようでは、殆ど買えるタマはありませんw 多少走行距離が多くても、少しづつ手を入れてリフレッシュしていく前提で買う必要があるでしょう。メンテナンス面ですが、日本に正規導入されていたM3と330Ciカブリオレがあるので、この2つの合わせ技でどうにかなるかなと思います。世界的にも人気のある車種なので社外品も豊富にあり、純正部品の供給が怪しくなってきても何とかなる率が高いです。。

あと、海外特有の事情なのか分かりませんが、日本ではあまりお目にかかれないハードトップ付きの車両をちらほら見かけます。置き場所の問題さえクリアすればクーペとオープンを2つ同時に楽しめそう? しかし、オープン機構の故障を誤魔化すために装着している車両の可能性もあるのでそこは注意が必要です。(画像は本文とは関係ありません)

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では、イギリスの中古車を日本に持ってくるにはどうするか? 一般的には、個人輸入代行を行っている業者にお願いすることになると思います。個人で全部やろうとしても、イギリスにクルマに詳しい知り合いでもいない限り、現地で車両を船積みする時点で詰んでしまいますのでw 日本に車両が届いたあとも、ガス検と呼ばれる排気ガスの検査や騒音検査、日本の法規に適合するように整備を行う必要があり、なかなかのハードルの高さです。イギリスの車両の場合、スピードメーターにマイル表示しかないとkm表記が必要になります。アメリカの車両の場合、赤いリヤウインカーをオレンジにしたり、ヘッドライトを左側通行用に交換または改造する必要があります。これらの手続きを全てやってくれるのが個人輸入代行業者というわけです。ネットで欲しい車を見つけてお願いすれば、あとは自宅まで届けてくれます。

輸入代行の費用はハッキリとは分からないものの、代行業者のHPにあるシミュレーターだと150〜200万円くらい掛かりそう?軽自動車ならもう1台買えそうな金額です。もう少しポンドが安ければ、今の国内相場でE46 M3を買うよりもメリットが出てくる可能性があります。個人的には、国内ではレアなカブリオレなら、今のレートでもそれほど悪くない条件かなと思います。

不確定要素としては、

・現地での手続き費用が為替レートの影響を受けること

・ガス検の費用(数十万円?)が過去に日本に持ち込まれたことのある車両の書類(排ガスレポート)があれば免除されること

があります。シミュレーターレベルでも業者によって結構金額に差があるので、本気で考えるなら数社に見積もりを依頼した方が良さそうです。

 

以上、妄想垂れ流しでお送りしましたが、今回はこの辺で。実際に自動車の個人輸入をしたことのある方がいれば、是非体験談を聞かせてほしいです。