東京ディズニーリゾートが4月1日からチケットを値上げするとニュースになっていますね。
増税を理由としない、(純粋な)値上げは4年振りだそうです。
ディズニーランド/シー共に、1デーパスポートが700円アップの 7,500円→8,200円 に、子供料金は4,900円に据え置かれます。
子供料金が据え置きなのは、ファミリー層を重視しているということですね。子供には、小さい頃から「いい意味でのトラウマ」を植え付ける必要がありますから(笑)
開業当初の1983年に3,900円だったチケットは、2001年のディズニーシー開業時には5,500円に、そしてこの4月からは8,200円。
これまでの年月を考えると、この値上がりはしょうがない気もします。それどころか、むしろ世界のインフレ率を考慮すると、実はもっと高くてもおかしくない水準かもしれません。
実際、海外のディズニーランドは日本円換算すると10,000円オーバーは当たり前のようです。如何に日本の物価が上がっていないのかが分かりますね。
そして、値上げをするとその度に「もう行きません」とか「もう夢を見れません」といった感想がネット上に溢れ返ります。しかし、いつ行っても大混雑しているのは全然変わっていません。早く客が減って快適に過ごせるようになってほしいんですが(笑)
ということで、私は値上げ容認派です。
昨年こそ2回行きましたが、普段は年に1回行くかどうかです。どうせ行くなら多少高くても数少ない機会、並ばずに快適に過ごしたいです。頻繁に行く方には申し訳ないですが(汗)
極論ですが、チケット代が2倍になっても客数が半分になるのなら大歓迎です(笑)
実際は、客数が減ってしまうと食事やお土産の売り上げが落ちてしまうのでそこまで極端なことは起こらないにしても、今後も入客数を見ながらチケットの値段がジワジワと上がっていくのは間違いないでしょうね。入客数とチケット価格の釣り合いがまだまだ取れていないのは、あの混み具合を見ても明らかです。
値上げ → 客数減らない → 値上げ →
客数減らない → 繰り返し
顧客満足度の高さから、このようにディズニーはお手本のような値上げサイクルを確立できているのですが、まったく反対の業界があります、パチンコ業界です。
客数が増えないのでボッタくる → 客数減る →減った客からもっとボッタくる → 客数減る → 繰り返し
典型的な負のスパイラルです。
どちらも「熱心なファンが多い」という共通点がありますが「客単価は客数が増えているときに上げる = 客数が減っているときに客単価を上げてはいけない」というのがよく分かりますね。
物価も同じで「景気が良くないのに増税」しているようでは日本がデフレから脱却できないのも納得です。
何を言っているのか分からなくなってきましたが、ディズニーのチケット価格はこの好循環が続く限り、上がり続けるだろうということです。
ちなみに株価はどうかというと、前回チケットを値上げした2016年からなんと約2.5倍になっています。
この辺は景気の影響もあるのでしょうが、今回の値上げで株価はどうなることやら……