タイトルにある「新車の軽自動車」とか「高級外車」みたいな言葉ですが、モノの値段を表す表現でたまに出てきますよね。
具体的には
「カーボンセラミックブレーキは、一台分で新車の軽自動車が買えるほどの高額オプションです!」
「株価の暴落で高級外車が買えるくらい損しました!」
みたいな使われ方をします。
こういう表現が出てくるときは、実際の金額がまず出てこないのでモヤモヤすることも多いのですが、一体いくらくらいの金額を表す言葉なのでしょうか?
私の感覚があまりに世間の認識とズレていた場合、会話が噛み合わなくなってしまう恐れがありますので、ここらで一度確認 & これをネタに記事を書いてみることにしました(笑)
これは時代によっても人によっても結構変わってくると思うんですが、個人的な見解を書いてみたいと思います。
「新車の軽自動車」っていくら!?
まず「新車の軽自動車」ですが、私がこの言葉を意識し始めたのは90年代の免許取り立ての頃。当時、この言葉が使われた例で印象に残っているのが「全自動麻雀卓」の値段です。
雀荘に置いてある、業務用の全自動麻雀卓の値段が「新車の軽自動車一台分」くらいする、みたいな事が雑誌に書いてありました。まだネットもそれほど普及しておらず「ググる」なんて概念すらない時代、お店に売っていないモノ(特に業務用)の値段を調べるのは意外と大変だったのです。
なので「全自動麻雀卓は一体いくらくらいするんだろう?」という疑問を解消するためには、新車の軽自動車の相場を調べた方が早いという逆転現象が起こります(笑)
個人的にはこの頃、軽自動車の新車は一番安いもので80万円、高くても120万円くらいの感覚でいたのですが、全自動麻雀卓の値段は80~100万円くらいでした。そう外れてはいないですね。
当時は100万円弱の値段を「新車の軽自動車一台分」と表現していたようです。
しかし、この感覚は今や通用しません。自動車の値段はどんどん上がり、今では軽自動車の新車は本体価格で150~200万円は当たり前の時代になっています。私のような40代が今の20代とこんな話をすると、認識が大きく食い違ってしまうのではないでしょうか?
ということで、2020年代の「新車の軽自動車」は200万円として考えましょう!
私を含めて、未だに何となく「新車の軽自動車=100万円」と思っている方は、感覚の修正が必要ですよ(笑)
「高級外車」っていくら!?
次に「高級外車」ですが、これはいい具体例がありません。この表現が出てくるときは金額が金額ですので、芸能人の最大月収のような「本当に具体的な金額が明かせない」場合が多いような気がします。似たような表現で「ベンツ一台分」なんてのもありますが、これも金額的には同じくらいの額を指す言葉と思っていいでしょう。
では「高級外車」の定義ですが、私の古い感覚ではベンツならEクラス以上、BMWなら5シリーズ以上、所謂Eセグメント以上の車種が高級外車のイメージです。というのも、80~90年代のベンツやBMWは、ラインナップ中で最もコンパクトな車種がCクラスや3シリーズでした。もちろんAクラスや1シリーズなんてまだありません。Cクラスが「子(小)ベンツ」、3シリーズが「六本木カローラ」なんて揶揄され「まともなベンツはEクラスから」と言われているような時代でした。
上記を考慮して「高級外車」の金額を想像すると、当時のEクラスやSクラスのスタート価格、600~800万円くらいを指していたのではないでしょうか。
もちろん、これも今や時代遅れの感覚です。今のEセグメント以上の車種の価格からいくと「高級外車」は最低1000万円と考えた方が自然です。
以前の感覚「600~800万円」は「国産高級車」に表現を改めた方がいいでしょう(笑)
まとめ
以上、私の勝手な考えから導き出された結論は
新車の軽自動車 = 200万円
高級外車 = 1000万円
ということになりました!
自動車の進化に伴う装備の充実なのか、グローバル化により日本人が貧乏になっているせいかは分かりませんが、自動車の値段は年々上昇しています。タイトルのような表現が意味する金額も、時代と共に変わっていくということですね!
インフレの影響を受けない「東京ドーム◯個 分の面積」とか「レモン◯個分のビタミンC」みたいな表現だったら、いつの世も変わらないのですが(笑)
もし、私の感覚がズレているようでれば、ご意見頂ければ幸いです!