サラリーマン投資家がBMW E60 M5を維持するブログ

10年来の夢だったBMW E60 M5を思い切って購入した、ごく普通のサラリーマン投資家のカーライフと独り言の記録です。

 

 

 

所有して分かった、中古輸入車がお金があっても手放されてしまう理由

一般的に、中古車における価格下落率が激しいとされる輸入車。特に大型セダンの車種は需要も少なく値落ちが大きい傾向にあります。

 

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よく、メルセデスのSクラスやBMWの7シリーズなんかの安い中古車を買ったはいいけど、故障時の高額な修理費にビックリ!  そのまま手放して乗り換え……みたいな話がありますよね。

 

私は、その理由を「修理費が高過ぎて払えない」から手放すのだとずっと思っていました。「払えない」というのはお金が無いという意味で、です。

 

しかし、私自身がBMW E60 M5を所有するようになってから

「実は皆が皆、修理するお金が無くて手放しているわけではないのではないか?」

思うようになりました。

いや、もちろん本当にお金が無い場合もあるとは思うのですが、そのケースはむしろ少ないのではないか?と。

 

 

 

 

 

 

 

 

では、お金があっても車を手放してしまう理由とは何か?

 

それは、殆どの人が「そんな金を出してまで乗り続けたくない」と考えるからだということに気付きました。(今更ですが^_^;)

逆に言うと「そんな金」が出せない程度の情熱しかないのに、その車を買ってしまった……これがそもそもの間違いです。「自分自身への調査不足」と言い換えてもいいと思います。

 

もちろん、車両購入価格以上の3ケタを越えるような修理見積もりを提示されて、「さすがにこれは……」と乗り続けることを諦めてしまうこともあるでしょう。しかし、何とかして安く修理できないかを調べたり、複数の修理工場を回ったりとあらゆる手を尽くしたが、残念ながら諦めざるを得なくなった……という人は意外に少ないと思います。情熱がなければ「何とかして治したい」という行動力が沸いてくることはありません。

 

ただ、そういうケースでなくても私達のような庶民は、修理費30万とか50万の金額を提示された時点でまず心が折れると思います。無理もありません、そんなにお金をかけてまでその車に乗り続けたいと思うのは数少ない変態だけです(笑) いい意味で、ですよ!

 

なので、元高級車の中古輸入車を買おうと思っている方は「この車にいくらまで修理費を出せるか?」をよく考えてから購入に踏み切ることをオススメします。自分自身にどのくらいの覚悟があるか、今一度確かめてみてください。

「安いしデカイし、これならコスパ良く見栄が晴れる」みたいな理由で中古のSクラスや7シリーズを買うのは止めておいた方がいいです!

きっと故障一発で手放したくなります(笑)

 

「好きな車だし、少々故障しようが頑張って乗り続けてやる!」

という気概を持って購入しましょう!

 

 

そして、これを踏まえて中古車相場を見ると、大型セダンの中でもAMGやアルピナは相場が高く、ベースになっているメルセデスやBMWは値落ちが激しく相場がボロボロになっている理由も理解できます、元高級車とはいえフツーのセダンでは「意地でも乗り続けたい」という需要が少ないからです。

 

逆に、そういう需要の少ない車の中に自分の大好きな車があればラッキーです。車両代を安く抑えて修理代を確保しておくことができます。例えば、私のようにE60の5シリーズの形が好きな人で、なおかつエンジンに拘りの無い方でしたら、V8エンジンの550であっても今や新車の軽自動車以下の値段で買えちゃいますので、大変お値打ちです。

 

また、ハナから「壊れたら捨てる」という覚悟で元高級車の中古輸入車を買う……割り切れるのであれば、これはこれで夢を見る為の選択肢としては悪くありません。但し、運が悪ければあっという間に手放すハメになりますので、私にはできませんが(汗)

 

 

中古輸入車は、その車に対する自分の情熱に合わせて車種を選び、出口戦略(どうなったら手放すのか)を決めてから購入しましょう!

 

なお、意地でも維持したい方(駄洒落か!)の為の「輸入車を安く直す方法」についても、実体験から少しずつ見えてきましたので、そのうち記事をアップしたいと思います。