今年の7月に既に発表されている新型コルベットですが、来年にも日本に導入されるようです。
発表時は恥ずかしながら「現行モデルのイメージを踏襲したキープコンセプト」かと思ってあまり気にしていなかったのですが、よくよく調べてみるとかなり攻めたフルモデルチェンジでしたので少し紹介したいと思います。
シボレー・コルベットと言えば、言わずと知れたアメリカの伝統的なスポーツカーです。今回のモデルは8代目となるのですが、まずいきなり駆動方式が代々続いてきたFRから、なんとMRに変わりました!
ミッドシップへの変貌を遂げたエンジンルーム↓
やはり縦置きミッドシップは美しいです。スポーツカーからスーパーカーへ一気に進化した感じがしますね!
気になるエンジンですが、6.2L V8 OHVと相変わらず反社会的とも言える(笑)伝統を受け継いでいるものの、ドライサンプ方式を標準で採用しています。そして、トランスミッションは8速DCTと、最新の機構を採用してきました。残念ながら、MTの設定は無さそうです。
ルーフは取り外しのできるタルガトップになりました。手軽にオープン走行を楽しむことができます。ルーフの置場所は考えられてなさそうですが(汗) 更に、電動トップを備えたコンバーチブルも設定されるというから驚きです! クーペが無くて、タルガトップにコンバーチブル、不思議なラインナップですね……
そして、何よりビックリなのが価格、なんと本国アメリカでの最低価格は60000ドルを下回るらしいのです! 今のレートなら日本円で650万円程度、ということになります。6.2リッターV8ミッドシップがこの価格なんて、恐ろしいコスパです! もし、イタリアの跳ね馬でこのスペックなら、20000ドルは下らないでしょう。
更に! このモデルでは、この手のアメ車としては異例の右ハンドルが日本に導入されるというからこれまた驚きです!
日本での販売価格は未定ですが、現地価格にできるだけ近い価格で販売してもらえると、中古での購入も含めて非常に魅力的な一台になるのではないかと思います。たぶん1000万円近い価格になりそうな気がしますが、あまり価格差があると並行輸入に客を取られてしまう可能性もあるので、頑張ってほしいですね。
いやホントに、スペック的にはヨーロッパのスーパーカーに引けを取らない、それでいて庶民にも頑張れば手が届きそうな、現実味を兼ね備えた車になりましたね。
発売が楽しみです。