さて、窓落ちしたE60 M5をDIY修理するため部品の手配を行った前回↓
部品が届きましたので、作業を始めます。
事前に予習した通りにできるのか不安はありますが、とにかくやっていきます。
まずは、リヤドアの内張りの取り外しです。内張りはネジ3本とクリップで取り付けられています。
エアバッグのカバーを外します。
ここはT30というサイズのトルクスネジが使われていますので、普通のご家庭の工具箱にはないかもしれません。こういうものです。
残りは左側面と下部にネジがあります。
ネジの頭にカバーが付いていますので、精密ドライバーで取り外しました。
ネジ3本を取り外したら、内装剥がしを突っ込んで、テコの原理で内張りを引っ張ります。結構固いのでドキドキしますが、思い切って引っ張りましょう。
内張りの下半分のクリップが外れたら、今度は内張り上部を持って手前に水平に引っ張ります。これもかなり固いです(汗)
内張りが外れました。が、あまり引っ張ってはいけません。配線がたくさん付いているので、これを外していきます。内張りを空中で保持しながら配線コネクタを外さないといけないため、2人でやるか踏み台のようなものに内張りを置いて作業した方がいいです。
色んな種類のコネクターがあり、1つ1つがどうやって嵌まっているかを確認しながら外していきます。
ドアノブのワイヤーです。◯部分のツメを解除して引っ張れば外れます。
スピーカー
フットランプ
エアバッグとドアノブ照明です。ドアノブ照明の黒いコネクタはそのまま手前に引っ張れば外れます。
エアバッグコネクターは黒い部分を押してロック解除し、緑の部分を引き抜きます。
ドアポケット照明は、コネクターを精密ドライバーで上下に裂くような感じでロック解除して引っ張ります。
パワーウインドウスイッチ
あとはドア側にあるドアロックのコネクターを外します。また、ドア側に黒い樹脂の四角いクリップが残っているはずなので、それも外して内張り側に戻しておきます。クリップを外した後になりますが、画像中央の部分です。
コネクターを全て外して内張りを完全に取り外したら、ドアに貼ってあるインシュレーターを外します。そのまま引っ張っても外れますが、ブチルテープが糸を引いてネバネバするので、要らないカードやカッターナイフで切りながら外すと簡単です。
そして、ようやくレギュレーターとご対面です。
ここでレギュレーターを取り外して交換……といきたいところですが、E60のリヤはガラスを外さないとレギュレーター上部のボルトにアクセスできません(ーー;)
ということで、ガラス周りの樹脂トリム(サンシェードのフック部分にネジがあります)とウェザーストリップ、小窓のサンシェードとガーニッシュ(プラスネジ3本)を外します。こうして、ガラス周りの空間を作ってやることで、リヤガラスを上から引き抜くことができます。ガラスとレギュレーターは、10mmのボルト1本で取り付けられていますので、これも外しておく必要があります。
そして、『さあレギュレーターを取り外そう!』と見ると、手持ちの工具にないボルトが……
モーターを固定しているボルトも同じタイプのようです。
試しに通常の6角ソケットを当ててみましたが、やはりダメです(笑)
工具を買いにいかないと先に進めなくなってしまったので、今日はここまでとします。無念……