今回は、今のうちに乗っておきたい絶滅危惧種である大排気量、マルチシリンダーな一台を紹介します。
LEXUS LS460 バージョンSZ
敢えてのグレード指定です。私が欲しいのがこれ一択だからですw
概要
先代のLSの中期モデルになります。この代のLSは、大規模なマイナーチェンジを2回行っており、バージョンSZは最初のマイナーチェンジで追加されたスポーツグレードになります。
しかし、2回目のマイナーチェンジでお馴染みのスピンドル顔になった後期モデルでは、スポーツグレードは「Fスポーツ」を名乗ることとなり、バージョンSZは中期モデルのみに存在した短命グレードとなります。
通常グレードとの外観上の違いは、スポイラー付きのバンパー周り、専用フロントグリル、専用アルミホイール、そしてブレンボキャリパーといったところ。
Fスポーツのような大胆な主張はありませんが、さりげなくスポーティさをアピールしているところが好感が持てます。
そしてバージョンSZの最大の特徴が、全グレードで唯一のパドルシフトです!すいません、私がただパドルシフト好きなだけですw
ちなみに個人的には先代LS、この中期モデルが一番洗練されていてカッコいいです。キレイに乗っていれば、今でも古さを感じないデザインだと思います。
スペック
エンジンは車名が表す通り、4.6LのV8です。パワーは申し分ないですね。サスペンションは通常グレードと同じエアサスになります。セルシオ時代のスポーツグレードはバネサスでしたが、国内導入モデルはエアサスのみの設定です。ちなみに、海外仕様にはバネサスの設定がありますので、エアサスに抵抗のある方は、海外仕様の純正部品を流用してバネサス仕様に構造変更することができます。
中古車相場とお薦めオプション
気になるお値段ですが、デビューから10年近く経っており150~250万円辺りがボリュームゾーンです。新型も出て、さすがにもう下がり切った感じがあります。
オプション装備のオススメは、全車速ACCとプリクラッシュセーフティがセットオプションで設定されていますので、こちらは是非欲しいところですね。
こちらのオプション有無の見分け方ですが、フロントグリルのエンブレムにレーダーが仕込まれていますので表面がツルツルになっています。また、ステアリングにACCの車間調整スイッチがあります↓
中古車探しの参考にしてくださいね!(よっぽどいないとは思いますが^_^;)
まとめ
如何でしたか?
現行モデルではV6エンジンのみとなってしまった、レクサスのフラッグシップであるLSですが、このモデルでは余裕あるV8の走りをパドルシフトで楽しめる、今では味わえない魅力があります。
重厚なセダンスタイルも、現行モデルにはない伝統的なLSらしさに溢れています。これに関しては、いくら新型でも取って代わるものではありませんので、好きであれば末永く乗れる車だと思います。
5.0L V10と4.6L V8…どう考えたって反社会的で狂った行為なので、私には厳しいです^_^;