いきなりですが、この新型BMW 3シリーズ 330iという車、何リッターの何気筒エンジンが搭載されているでしょう?
「330iといえば、3.0L 直6でしょ!」
と思ったアナタ、E46世代のオジサンですね?w
残念、コチラの330iは2.0L 直4エンジンなんです。メーカーに言わせると、ターボによる過給で3リッター相当の出力、ということらしいです。
う~ん、分かりにくい!
実はこの、排気量に対して数字を盛る傾向はダウンサイジングターボが出始めた10年程前からありました。
BMWでいうと、3.0L 直6ターボを335iと名乗り出した辺りからでしょうか。それ以前は、3.0L 直6のデチューン版を328iと呼んだりと、逆に謙遜してた時代もありましたがw
レクサスも3.5L ハイブリッドを450hと名乗っていますね。まぁこれはハイブリッドなので分からなくもないです。
しかし、ここ5年くらいからでしょうか、数字の盛り方がどんどんエスカレートしています。以前は、ターボを付けて精々排気量+0.5L分の盛りだったのが、最近は1.0L、1.5L盛りが当たり前になってきました。
別にBMWに限ったことではありませんよ、グレード名に排気量を表す数字を付けているメーカー全般の話ですので悪しからず^_^;
それでは、一例を挙げてみましょう。
メルセデスベンツ
S560 → 4.0L V8ターボ
S450 → 3.0L 直6ターボ+モーター
メルセデスAMG
C63 → 4.0L V8ターボ
C43 → 3.0L V6ターボ
BMW
740i → 3.0L 直6ターボ
740e → 2.0L 直4 プラグインハイブリッド
アウディ
A8 55 → 3.0L V6ターボ
A8 60 → 4.0L V8ターボ
レクサス
LS500 → 3.5L V6ターボ
RX300 → 2.0L 直4ターボ
うーん、ややこしいですね…
命名規則もメーカー毎に異なるので、覚えるのが大変、テストに出たら困りますw
特にレクサスなんて、LC500は名前通りの5.0L V8なのに、LS500は3.5L V6ですからね、難易度高いです。
余談ですが、調べているとBMW760iは6.6L V12ターボにも関わらず、過小申告していることが分かりましたw
780iくらいでも不思議じゃないのに、謎ですか、おそらく760iという数字に伝統があるからでしょうか?
まとめ
結局、メーカー毎のエンジンラインナップとグレード名に使われる数字を覚えておかないと、どんなエンジンが搭載されているか分からない、というのが結論です。
もはや世間では、排気量や気筒数は無関心事項となってしまったのでしょうか?出力さえあれは良い、という時代なんですかね。
私のような、記憶力の怪しくなってきたオジサンには厳しいですが、これからも頑張って時代に付いていきたいと思います^_^;